
BDタイトル制作販売

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上質なコンテンツを企画制作し世界の人々にエンタテインメントを提供するバンダイビジュアルは、パッケージメディアとしてのブルーレイにもいち早く取り組み、日本のアニメ業界を先頭を切ってにブルーレイ化へと動かしてきた。


同社のBDタイトルで現在一押しは、映画も公開されているエウレカだ。「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」限定版 [Blu-ray]は、映画公開から約2カ月でBD発売というリリースを事前に出しているにも関わらず、7館で公開がスタートし、わずか1カ月足らずで動員が5万人を超えるヒットとなっている。
「『劇場版エウレカセブン』という作品は、一回見ただけではすべてはわかりにくい。しかし、より興味を掻き立てるような作品となっており、映画館でまずは体感していただき、さらにブルーレイディスクでも楽しめるようなものになっています」と、マーケティングを担当する沖氏は語る。
同作品のプロデューサーの長谷部氏は、この作品が非常に多様な素材から作られている点に特徴があるという。
「TVのシリーズをベースに再構築しているカットがあったり、新作があったり、そしてそれらのバランスをとるための撮影や効果があり、それをいかにBDのものにするかに大変気を使いました」
制作サイドはBD化にあたって、どんな点にこだわるのだろうか?
「DVDもBDも本質はいかにマスターテープに忠実に再現するか、演出の狙いをどこまで出せるかです。DVDの作成時はSDのスペックでエンコードされるため、当然それに見合ったクオリティーになります。その前提で失われるものを想定して、作品ソフトを作っていました。一方BDでは、ほぼマスターテープのすべてが残るということを前提にやっています。作品を製品にする際、ユーザーが媒体の違いを気にしないで視聴する時に作品に没頭できる作りを目指します。"しらふに戻られたら負け!"というのは我々のポリシーでもあります。しかし一方、高解像度が再現するのは必ずしも美しい映像ばかりではないという点も問題で、"ここまで見えちゃうんだ?" という制作スタッフサイドの意見があることも事実です。しかし、ユーザーの見る環境は、こちらではコントロールできないので、すべての環境できっちりと意図した映像が見られるものを目指して作っています」と映像マスターの小池氏は説明する。
BDタイトルのあるべき方向性の一例として長谷部氏はヱヴァを挙げる。
「他社作品で恐縮ですが、たとえば先日発売された『ヱヴァンゲリオン新劇場版:序』は、ユーザーや我々に提示されたパッケージメディアとしてのBDの到達点のひとつだと勝手に思っています。コンテンツにしてもメニューの見せ方にしても、非常に洗練されていて、"BDとはこういうものだ!"という空気が内包されているように感じます」
もちろん、バンダイビジュアルも最高の形でBDを提供していきたいと考え努力しているので、期待してほしいと小池氏は語る。
また、新作のBD化に積極的に取り組んでいくとともに、旧作品のBD化について前向きに当たりたいという。
旧作品はまだ、ユーザーの買い替え需要がしっかり見えていないのが実情だが、販売する上でユーザーの選択肢を広げるような棚作りが重要となるため、キータイトルはできるだけBD化に挑戦してく方針だ。
「『Zガンダム』のBOXなども好調ですし、今後は『ガンダムZZ』も旧作品のキータイトルとしてリリースしています。それから、非常に要望が多かった、『プラネテス』というテレビアニメ作品もBD化します」(沖氏)
すでに「エウレカ」のTVシリーズBOXも出ているが、SDの素材を用いたため、求めるクオリティーを実現するためにかなり苦労したと長谷部氏は振り返る。「その甲斐あって、BDとしての味を出すことができたと思っています」



