Shop Interview 趣味と仕事、両方の立場からブルーレイの魅力を広く訴求!

マイスター 『ヨドバシカメラ マルチメディア吉祥寺店』               B1F パソコン周辺総合チーム 3級販売士 プロダクト スペシャリスト 寒川耕司さん

セカンドシーズンを迎え、全国各地で登録者数が急増している『ブルーレイ・ディスク・アソシエーション(以下BDA)』公認の「ブルーレイディスクマイスター検定」。その検定に見事合格し、マイスターの資格を取得した販売員を紹介するこの企画も5回目に突入。今回は1店舗あたりの売上が世界一という超有名店『ヨドバシカメラ』から、東京都内では秋葉原の店舗に続き2番目の規模を誇る大型店『ヨドバシカメラ マルチメディア吉祥寺店』の寒川耕司さんが満を持して登場。

レコーダーやテレビといった主役級の商品とは異なる、PCアクセサリーという分野でブルーレイディスクの魅力を伝えている寒川さん。しかし、ブルーレイディスクへの思いや知識は、誰よりも強く、そして深いという。

―― 寒川さんはレコーダーやパソコン本体というよりは周辺機器の売り場を担当されていますが、「ブルーレイディスク(以下、BD)マイスター」の資格を取ろうと思ったきっかけはどういった理由からですか?

もともと私はCDドライブやDVDドライブ、光学系ドライブを何年も前から趣味で何台も買っている人間でして、それでヨドバシカメラに入社したのですが、入社してからも趣味と実益を兼ねて様々な情報をチェックしてきました。収集する情報は基本的に周辺機器類が多いため、『Impress Watch』さんのページはほぼ毎日見ているのですが、あるときこのマイスタークイズを発見して、「これは自分のためにあるサイトじゃないか!」と思い、すぐにチャレンジしたのが始まりですね(笑)。

―― 実際、「BDマイスター」の検定を受けてみて、どうでしたか?

少し変わったクイズも盛り込まれていて、とても面白い検定だと思いました。私は漢検や英検も持っていまして、そういった検定に比べたら規模こそ大きくはありませんが、BDAが公認しているという強い後ろ盾がある検定ですので、この資格を取って絶対に損はないなと。サプライコーナーの担当としてBDのメディアをお客様にご説明することもありますので、この資格があれば自信を持ってご案内できるという利点もありますね。また、これまで地下1階のフロアの中でもBDに関して一番詳しいのは私だと自負していたのですが、この資格のおかげでそのお墨付きもできましたし(笑)。
実はBDとHD DVDが対立して間もないときから、私はずっと「絶対にBDが勝利する!」と思っていましたし、それを信じてこれまでBD機器をずっと買っていたので、やっと時代が来たといいますか、やっと報われたという気持ちです。

―― そのBDに対する強い思いや知識をどのように仕事に活かしているのか、教えていただけますか?

そうですね、例えばAVCRECやHDRECなどDVDにハイビジョンを記録できるというレコーダーがあることはあるのですが、DVDはハイビジョン録画を想定していなかった規格ですので短い時間しか録画できないのです。それを何かで知ったお客様が、「そういう製品があるんだよね」とお問い合わせくださるのですが、実際にハイビジョンをちゃんとそのままの画質で長時間録画しようと思ったら、やはりBDしかないんですよね。だからそのことをしっかりと説明すると、「じゃぁ、BDのレコーダーを買ったほうがいいんだね」となるケースが多いです。実際これは自分のチームの売上には繋がりませんが、BDレコーダーなどが広まれば私の売り場も活性化しますので、将来的な接客をしているという感じですね。
結局、お客様も今は迷われていると思うのです。「地デジテレビは買ったけど、レコーダーはまだ前のものを使っている。ハイビジョンをハードディスクには録画できても、DVDに落とすと標準画質に落ちるのがちょっとねー」といった感じでしょうか。その背中をポンと押してあげて、お客様に「いやいや、もうBDの時代ですよ! もちろん私も使っていますから!」と説明してあげるのが我々販売員の仕事だと思っています。

―― 実際、BDに対する認知度は高まっているように感じますか?

以前よりは確実に上がってきている感じですが、まだ「次世代」という言葉が付いてくるような印象です。次世代ゲーム機や次世代光ディスクなど、この言葉が付いている以上、まだ完全に普及しないのがこれまでの商品の宿命でして、その言葉がBDに関してはまだちょっと半透明な状態で残っているかな、という状況でしょうか。すでにBDを使っている側の人間から言わせていただくと、「いや、もう次世代ではなくて、BDの時代です」という感じなんですけどね(笑)
また、「BDはDVDの高画質・高音質バージョンで、容量がさらに大きいもの」という認識は一般的にかなり浸透しているのですが、それを踏まえたうえで最近はもっと漠然とした質問が多くなってきたように感じます。「BDって、どうなんですか?」という質問です。正直、「いいですよ!」と伝えるしかないんですよね(笑)。ただ、基本的な知識はすでにお持ちですので、実際に見て、聴いて、感じてもらえればすぐにご納得いただける場合が多いです。あとは、メディア販売ならではの質問ですが、ちょっと詳しい方から「キズに弱いんですよね?」という質問もあります。これは全くの誤解でして、BDの規格として全てのディスクにDVDの最高級のコーティングが盛り込まれているので、実はDVDよりもキズには強いのです。こういった質問が増えたのも、BDが浸透してきている証拠だと感じています。

―― 販売の数字から見ても大きな変化はありますか?

私の担当フロアで見ると、まずメディアに関しては、DVDの販売額が落ちてきている一方で確実にBDの販売額は伸びています。用途としては、パソコンのリカバリーデータ用として購入していくお客様が増えている印象がありますね。最近はスピンドルも登場したので、まとめて購入していく人もいます。また、BDドライブに関しては、販売額はそれほど急激な伸びではありませんが、以前は月に1台出るか出ないかだった状況が、最近は低価格帯の商品も登場したので月に2、3台確実に動くようになりました。

―― 今後、BDマイスターの資格をどのように活かしていきたいとお考えですか?

私自身がマイスターの資格を取ってとても良かったと感じていますので、今度は社内の他のスタッフにこの資格をどんどん啓蒙して、店舗全体で積極的にBDをアピールできる体制を整えたいと思っています。すでに検定を見つけたとき、社内メールで「こういった検定がありますよ」と伝えたり、自分が持っているBDの知識を他のスタッフに教えたりと、少しずつ行動をおこしてはいましたが、今後はもっと力を入れるつもりです。
ヨドバシカメラの正社員は「商品知識」、「接客応対」、「売り場展開」の3つのパートに分類されていまして、私は商品知識分野のチームリーダーですので、まずはBDに関しての研修を組みたいと思っています。メーカーの担当者さんを講師としてお呼びしたり、自分も講師として壇上に立って、「実際にお客様からどのような質問があり、それに対してどのように答えるのがベストか」ということを追求し、FAQなども作っていきたいですね。そして、PCアクセサリーのフロアだけでなく全館でBDの売り場をもっともっと拡張し、BDを広めていきたいと思っています。BDはこれからが面白くなりますから!

「好きこそ物の上手なれ」という言葉通り、AV家電情報の販売員をまさに天職として受け止め、日々働く『ヨドバシカメラ マルチメディア吉祥寺店』の寒川さん。情報を右から左へ流すマニュアル化した販売ではなく、寒川さん自身が様々な商品を実際に購入し、ヘビーユースしているからこそ可能な真に消費者の側に立った接客は来店客の間でも評判が高く、名刺を求められたり、違うフロアでの買い物にも関わらず指名が入ることもしばしばだとか。情報武装ではなく、誰よりも電化製品を愛し、客と一緒になって夢中に楽しむ。そういった寒川さんの姿勢こそが家電販売員の本来あるべき姿であり、また彼のようなスタッフを数多く揃えていることが『ヨドバシカメラ』の揺るぎない魅力に繋がっていることは間違いないだろう。(文責:坂井伸也)

【店舗データ】
『ヨドバシカメラ マルチメディア吉祥寺』
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-19-1
TEL:0422-29-1010
会社URL
店舗URL
  • ファーストシーズンアーカイブ
  • セカンドシーズンアーカイブ
  • サードシーズンアーカイブ
  • フォースシーズンアーカイブ
  • フィフスシーズンアーカイブ
  • ファイナルシーズンアーカイブ