マイフェイバリット ブルーレイ 第10回 立川志の春さん

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ベスト3の作品

第1位 ブレイブハート

13世紀の末期に、スコットランドの独立のために戦った実在の人物ウィリアム・ウォレスの生涯をメル・ギブソンが演じた歴史ドラマです。この映画の見どころはいくつかありますが、とくに戦闘シーンはブルーレイで観ると、壮大でDVDで観るよりも迫力が違って、改めて感動しました。この作品には僕の大学時代の思い出が詰まっているので、選びました。僕は高校まで空手部にいたので、大学に入ったらチームプレーをやりたいと思ったんですよ。それで、ラグビー部に入りました。「大学からラグビーをはじめた」というと、驚かれるのですが、アメリカではカレッジフットボールが盛んで、花形はアメリカンフットボールなので、ラグビーは超マイナースポーツでした。なかでもイェール大学のラグビー部は弱小チームだったのですが、僕が4年生になるころには地域で優勝するほどにまで強くなりました。それに一役買ったのがこの映画です。
 4年生の時に、チーム内ではやったのがこの「ブレイブハート」でした。試合の前日は部員の部屋に全員揃って、この作品を必ず最初から観て、ボロボロ泣いて、そして気持ちを高めて翌日の試合に挑みました。この作品、3時間もあるので長いんですけど、観ちゃうんですよ。試合直前には、メル・ギブソンがペインティングするシーンみたいなもので、リーダーが「おまえたちは自由が欲しくないのか!フリードー(フリーダム)!!」って叫ぶと、全員が「フリードー」って叫んでね(笑)。わーっと競技場に入っていくんですよ。もう気持ちはアメリカにいるのではなく、スターリングブリッジですよ。べつに僕らはラグビー部だし、自由なんだけど(苦笑)
 その勢いでアメリカのノースイースト地区でも優勝して、2部の全米8チームに選ばれていくということになったんですけど、もともと人数が多くなかったので、けがを押していって14人ぐらい。勝ち残ったチームとやるには無理だと判断して棄権して準優勝になりました。チームの結果もスコットランド的ですね。膨大な特典映像も含めて、この作品はぜひブルーレイで楽しんで欲しいと思っています。

【作品紹介】

13世紀末にスコットランド独立を成した実在の人物をモデルに、大胆な脚色を加えて仕上げたメル・ギブソンの主演・監督のスペクタクル大作。アカデミー作品賞のほか、アカデミー音響効果賞など5部門を受賞した。BD化にあたり撮影を担当したジョン・トールが本編のHDマスターを監修し、1080p HDの超高画質ハイビジョン映像が楽しめる。音声はオリジナル音声をそのまま記録した「ロスレス・オーディオ」で記録されている。対応したサラウンド機器で再生すれば壮大な映像と音声を家庭で楽しめる。

第2位 ロミオ+ジュリエット

1996年に公開された現代版の「ロミオとジュリエット」です。この作品は、映像と音楽が素晴らしいので、ブルーレイで観るのにオススメなので選びました。シェイクスピア劇をギャングの抗争に置き換えた世界観で、ロミオ役はレオナルド・ディカプリオで、ジュリエット役はクレア・デインズが演じています。印象深いのがロミオとジュリエットがはじめて出会うシーンですね。2人が水槽越しに見つめ合っているときに、des'reeが歌う「i'm kissing you」という、バラードが流れるんです。このシーンがすごくきれいで引き込まれました。ブルーレイで久しぶりに観ましたけど、昔観たよりも色が鮮やかに感じられてよかったですよ。この作品を観て、ヒロインのクレア・デインズが気になっていたのですが、なんと僕が4年生の時に大学にクレアが入学して来たんです。それで、いつか近くで見られないかな?って思っていたら、食堂で同じテーブルになったんですよ。服装はスエットとか、ラフなキャンパスルックでしたが、それでも輝いていましたね。ドキドキしていたら、彼女が「パス・ミー・ザ・ソルト?(お塩 ちょうだい)」って、一言声をかけられて、目の前にあった塩を渡しました。まぁ、それだけですが、この作品を観ると、そんなことも思い出します。

【作品紹介】

シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の世界観を現代に置き換えて話題になった1996年のラブ・ロマンス映画。バズ・ラーマン監督の斬新なカット割りと、美しい色彩を織り込んだ映像美は、ハイビジョン高画質のブルーレイで鑑賞するのに最適。

第3位 ユージュアル・サスペクツ

この作品を観た人は誰もがそう思うでしょうが、僕も完全に度肝抜かれました。ケビン・スペーシーは、結構好きな俳優なので、観るようにしていますが、その中でも本作は忘れられない作品です。これもアメリカで留学中に観たのですが、ここまで大胆なストーリーの映画は観たことがなかったので、驚きましたね。この作品は、それこそ“オチ”が大切なので、人に勧めるときにあまりあらすじとか話せませんね。観ている人同士だとすぐに「あぁ、あれ、すごいよね!」って話が弾むのですが、観てない人がいると、その先が話せない。映画好きと話すことがあるなら、抑えておきたい作品です。低予算で作られたのか、DVDで観ると画質がいまひとつでしたが、BD版は鮮明でした。これから観るならBD版でしょう。ちなみに、僕は古典落語だけでなく、新作落語を作って、演じることもあるのですが、いつかこの作品のように、みなさんをあっと言わせるような新作落語を作って演じられたらいいなと、思っています。

【作品紹介】

多くの映画ファンがベストムービーに挙げるクライム・サスペンスムービーの名作。複雑なトリックがちりばめられたストーリーでアカデミー脚本賞を受賞。主役以上に印象に残る演技が光ったケヴィン・スペイシーはアカデミー助演男優賞を受賞した。映画史上に残るエンディングをブルーレイの高画質で余すことなく楽しみたい。


※全作品の紹介とコメントは、ブルーレイディスクの小部屋 を ご覧ください。


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