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2017年6月30日 更新

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第2位:「悪魔のいけにえ」

  • 「悪魔のいけにえ」

ーー2位は「悪魔のいけにえ」。ちょっと意外な印象も受けましたが。

中川:血が一杯でる映画大好きなんです。その中でも「悪魔のいけにえ」はお気に入りで、殺人鬼「レザーフェイス」がすごく怖いですよね。アメリカ人の若者たちが集まって、車でドライブに出掛けるとロクな目に遭わない、というフラグ立てを確立した作品でもあります。

レザーフェイスって人間の皮を剥いでコレクションしていたり、自分もそれを被っていたりと、設定を見ていくと本当におぞましくて、初見では痛さも伝わってくるし、恐ろしいのです。でも、2回目以降はだんだん可愛く見えてきて、3回目からは爆笑して見てしまうという(笑)。

低予算であったため映画用の35ミリではなく、16ミリで撮られていたため、荒々しく、独特の色味・雰囲気・世界観があって、今のクリアな機材ではこうはならないだろうなと。

ーー怖いけど、見てしまう?

中川:今のBlu-rayの環境で見ると、更に恐怖は倍増すると思います。でもホラーに少しでも興味を持ったら、まずはここからだと思いますね。

第3位:「2001年宇宙の旅」

「2001年宇宙の旅」

ーーここまで、マイフェイバリットBlu-rayではあまり挙げられなかった作品をご紹介頂きました。第3位はお馴染みの「2001年宇宙の旅」ですが、中川さんのおすすめポイントは?

中川:最初にビデオで見たときは、ちょっと難しくって途中で寝てしまったんです(笑)。映画はセリフも少なく、映像や音楽で語られている作品なんですが、その後原作を読んだときに、冒頭の「あのシーン」の意味を知って衝撃を受けました。

ボイジャーが土星に行く前、つまりまだ太陽系の惑星も望遠鏡で見るしかなかった時代に、すごくリアルに描き出しているんですよね。無重力感、暴走する人工知能の恐ろしさ――今見ても違和感がなくて、説得力がある映像になっています。

ーー現代にも通じるテーマも描かれていますよね。

中川:まだ現代はこの映画の描いていた「リアル」には追いついていない、というのがちょっと不思議です。いまだにアポロ宇宙船が月面に降り立ったのはキューブリックの特撮だという説が流れるほど、この作品は最高峰だと思います。その映像・音響にBlu-rayなら浸りきることができると思います。

宇宙のことを考えると、わたし、イヤなことも吹き飛ぶんです。宇宙飛行士の方が、宇宙から見た地球の美しさと共に、その横に目を向けたときの果てしない闇の深遠を見て、発狂してしまいそうになると仰っていた、その感覚をこの作品を見ると味わえるはずです。

この作品を含め、ここまで挙げた3作品は人類の文化遺産とも言えると思うんです。

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