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2015年06月30日 更新

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第2位:「ダーククリスタル」

  • ダーククリスタル

ーー次に挙げて頂けるのは?

ゆうき:大好きなファンタジー映画で、これもLDから買い続けている「ダーククリスタル」です。とても影響を受けています。何しろ、この世に存在するものが1つも出てこない。でもそれでいてリアリティがもの凄いんです。

ーー完全なファンタジーというわけですね。

ゆうき:人間すら出てきませんからね(笑)。まだ僕は会社員でしたが、マペットを始めとしたその作り込みの完璧さには1982年の公開当時、感動して劇場に繰り返し足を運びました。セサミストリートで知られるジム・ヘンソンが世界観やコンセプトを生みだしたのですが、彼の画集を探して歩き回ったりもしましたね。雑誌ニュータイプの僕の連載(ゆうきまさみのはてしない物語)にも取り上げました。

ーー特に先生のどの作品に影響を与えていますか?

ゆうき:この作品ほど完璧には出来ていないのですが、「鉄腕バーディー」の異星人なんかは影響を受けてますね。ストーリー自体は「世界に調和をもたらす」クリスタルを巡る典型的なファンタジーものなのですが、造形が素晴らしく、そしてヒロインのキーラが、声もとっても可愛い。萌えますよ(笑)。出渕くん(パトレイバーなどのメカデザインを手がけた出渕裕氏)とも一緒に見ましたね。彼も大好きな作品なんですよ。

ーーちなみに子ども時代はあまり映画をご覧にならなかったのでしょうか?

ゆうき:小さいときはあまり親が子ども映画には連れて行ってくれなかったんですよね。ゴジラも怪獣大戦争が最初だったかな。父の好みで歴史映画とか「史上最大の作戦」みたいな戦争映画を観ることが多かったですね。だから、大人になってからいろいろ反動がきたのかも(笑)。

ファンタジーも多大な影響を受けているんですけど、いま見るのは、史実に基づいたものが多いですね。(+の第一回で安藝氏も取り上げた)「ラッシュ」も好きですね。ニキ・ラウダととても似てるんですよね。6輪のティレルとか子ども時代の往年のF1の記憶が甦ります。あと「アルゴ」とかね・・・・・・。

ーー先生はそういった歴史物は描かれないのでしょうか?お話し伺っていると、読んでみたくなります(笑)

ゆうき:うーん、どうだろう・・・・・・資料調べたりとか大変ですからねえ(笑)

第3位:「ヤング・フランケンシュタイン」

ヤング・フランケンシュタイン

ーーところで、DVDに比べると容量が大きくなったBlu-rayでは吹き替えのバリエーションが充実するのが魅力だというのは、前回鈴木みそ先生もお話しされていましたね。

ゆうき:そういう面からも僕のもう一つのお気に入りは、「ヤング・フランケンシュタイン」です。

フランケンシュタインのパロディなんですが、俳優、声優とも豪華なんですよ。主人公のフレデリック・フランケンシュタイン博士の声は、テレビ朝日で放送したバージョンでは広川太一郎さんが演じ、LD版・DVD版では羽佐間道夫さんの声が収録されています。なぜかBlu-ray版ではこれが未収録で残念なんですけれども・・・・・・。

実は僕にこの作品を紹介してくれたのは、とりさん(マンガ家のとり・みき氏)なんです。メル・ブルックス作品とお二人の吹き替えの掛け合わせは滅茶苦茶面白いですよ。大笑いできます。

ーーテレビ版、LD版のどちらの吹き替えが好きなんでしょう?

ゆうき:それは難しい質問だなあ(笑)。でも、僕は青野武さんが大好きなので、強いて言えばLD版かな。羽佐間道夫さんも最高ですしね。昔は原語至上主義みたいな考え方もありました。でも、モンティ・パイソンなんかの作品もそうですが、やっぱりテンポやその場の空気との相性が大事なコメディは字幕じゃなくて、吹き替えで楽しみたいですね。今後もBlu-rayで、吹き替えの充実した作品がどんどん出てくることを期待しています。

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