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BD結 第7回 ブシロード木谷社長に聞く『パッションはデジタル化できない!』

インタビュー&記事 結(yui)

こんにちは! 結です! 部長とヴァンガードしようと思って待ち合わせ場所に来たんだけど、まだ誰もいないみたい。ふかふかのソファーに座って待ってようっと。

この部屋にはアニメのBlu-rayやグッズがたくさんあるなぁ。ん? プロレスのマスク? 部長に指定された待ち合わせ場所だったけど、一体ここは何の部屋なんだろう? あ、誰か入ってきた。部長、遅いですよー。ってあれ?

この御方は……ブシロードの木谷社長!?(あれ? ここ社長室って書いてある!)木谷さん! ヴァンガードしようぜ! ……じゃなくて、お話聞かせてくださいっ!

キャラクター先行で作品になった『デ・ジ・キャラット』

―私の青春は『デ・ジ・キャラット』でした。ワンダフル版アニメでぷちこに一目惚れして、CDや関連グッズをゲーマーズで買い漁る日々でした。

木谷 「ブシロードにもそういう新入社員がいました(笑)」

―『デ・ジ・キャラット』に大きな影響を受け、今アニメ業界に関わっている私や新入社員さんを見て、どういったお気持ちでしょうか。

木谷 「ヲタクの道に招き入れちゃってごめんなさい。」

―(笑)。

―『デ・ジ・キャラット』が生まれたときのお話をうかがいたいです!

木谷 「『デ・ジ・キャラット』は偶然が重なって生まれたキャラクターです。ゲーマーズのスタッフが『お店のマスコットキャラを作りたい』と提案して。それまではお店のマスコットキャラは成功した例がなかったので最初はスタッフの好きに提案してもらいました。メイド服、猫耳、とヲタク要素たっぷりのキャラがあがってきて、僕からは『限りなく女性に近い女の子として、年齢は10歳に指定させてくれ』とだけ。」

―でじこが10歳、うさだが14歳、ぷちこが5歳でしたね。

木谷 「キャラクター先行で作品になっていった最初の作品です。後から背景の物語ができました。ゲームショウの物販ブースで『あのキャラいいよね』と話している人達をみかけて『え? これウケてるの?』って驚きました。CMソングは社員が歌っているにも関わらず7000枚売れましたね。」

―ウェルカムトゥーウェルカムトゥー♪

木谷 「そこからワンダフルでのアニメ化が決まってトントン拍子でしたね。」

―深夜のバラエティー番組にカオスな萌えアニメが登場したことも衝撃でしたが、数年後、まさかのニチアサ(日曜朝に放送されるアニメ)になったり……。マーケティングが主導であったにも関わらず時代に合わせて変化していった作品ですよね。

木谷 「そうですね。私もドラマCDの脚本のプロットを書いて、ブラックゲマゲマ団という男の子の敵集団を登場させたり。」

―私は『デ・ジ・キャラット』のライブやイベントに通っていたのですがお客さんはほぼ男性だったので(笑)、男性キャラ登場はびっくりしましたね。後にブラックゲマゲマ団の女性ファンも多く獲得するわけですが、それは計算されていたのでしょうか?」

木谷 「はい。今思えば声優を男3人にしたらもうちょっと違った展開になったかもしれませんね。」

―私は『デ・ジ・キャラット』に入ったキッカケはぷちこだったんですよね。あの独特なしゃべり方とテンションに心奪われて……。気付いたときにはぷちこと沢城みゆきさんの虜でした。

木谷 「沢城さんは、オーディションのときから上手でした。本当にレッスンで習ってないの? って聞いたくらい。当時は10代を声優に使うって発想がなかったですよね。」

―D.U.Pのライブ、今でも思い出すと涙腺が緩んでしまうくらい、大好きでした。

木谷 「今の大型アニメライブの先駆けですよね。当時、横浜アリーナに花を届ける花屋さんが『名前を知らないアーティストのライブは初めてだ』と言っていたそうです。一般的に知られていないアーティストが大きな会場でライブをするという発想自体がありませんでした。『デ・ジ・キャラット』のライブのとき、水樹奈々さんのプロデューサーが見に来ていて、『こういうのもあるのか!』と思ったと聞いてうれしかったですね。」

―今や当たり前となった大型アニメライブは『デ・ジ・キャラット』の影響が大きくあるのでしょうね。

木谷 「コスプレパーティーを初めてディスコでやったのも私です。最近、復活させるのもありかなぁと考えています。クラブイベントをブシロード縛りでやってくれるファンの人達もいるのですが、オフィシャルでやるのもありかなぁと。コンテンツの活性化に繋がるのではないかと考えています。ライブとは別の手段で、サイリウムを振る以外の発散の仕方があると思います。」

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