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BD結 第1回「とある科学の超電磁砲S」長井龍雪監督に聞く

『彼女たちを彩る柔らかな優しさ』インタビュー&記事 結(yui)

はじめまして、ぶるれい部の結です。ぶるれい部に入部すれば、Blu-rayでアニメ見放題という夢のような生活が送れると聞いたのに、いつも部長の無茶ぶりに右往左往させられっぱなしの私。三食昼寝アニメつきの夢はどこへやら……。

ん?部長から一枚の手紙!?なんだか嫌な予感……。

赤坂のスタジオへ向かうと、なんと、そこは『とある科学の超電磁砲S』制作現場。
ここにいる最重要人物って、まさか?

MISSION1

アニメ『とある科学の超電磁砲S』、その一期にあたる『とある科学の超電磁砲』、そして『あの日みた花の名前を僕達はまだ知らない。』『とらドラ!』など、数々の名作を世に生み出している、あの、長井龍雪監督!?

放送から5年経った今でも、大事な出来事の前には必ず、自分の決意を確かめるために『とらドラ!』16話の大河VS会長をみて気合いを入れる私にとっては、まさに神のような御方。そして「この興奮はどこまで続くの!?」と目が離せずにいたら、神クオリティーで視聴者を圧倒したまま、現在も突っ走っている『とある科学の超電磁砲S』のファンなら、長井監督に聞きたいことなんて沢山あるに決まっている!全国のファンの方を代表して、お話をうかがう重大ミッション!緊張で倒れそうですよ!ぶ、部長〜!

 「とある科学の超電磁砲S」 制作秘話を聞く

―『とある科学の超電磁砲S 第1巻』収録の1〜3話の思い出は?

長井「『とある科学の超電磁砲』から3年空いているので、みなさん覚えてくれているかなぁとか……。これからどんどん暗い話になっていくのに、こんなに能天気な話でいいのかとか……。最初は色々と不安でした。でも1話はみんなに昔の雰囲気も含めて楽しんでもらおうと、お祭り感が出るように意識してやらせていただきました」

―第1話は作品のキャッチコピー「とある街の“彼女たち”の日常は、今日も続いている。」を彷彿とさせる雰囲気でした。

長井「作品内の時間では大きな変化はありませんが、しかし現実の世界は3年の間で随分変わっていて……。美琴の携帯はいま見るとただのガラケーだけどな、と思いつつ(笑)、いまさら変えるわけにもいかないので、これは学園都市の最新の技術で作られたガラケーなのだ!と思いつつやっています」

―私は、1話では美琴がヘリを追いかけて黒子と連携して空を飛ぶシーンが好きでした、すごく迫力がありましたね

長井「(映像の表現として)空が高い!と実感できるのって、地面の背景が細かく書き込まれているからです。アニメーションの画作り的にはずっと昔から変わらない技法を使っているのですが、美琴たちが見下ろす街の景色や雲を、美術さんが頑張って描いてくれたので、美琴たちの高さや速さが出て、そう感じてもらえたのかなぁと」

―超電磁砲といえばバトルシーンですが、スタッフさんへバトルシーンの描き方をどう伝えているのでしょう?

長井「派手に! 気持ちよく! 美琴の超電磁砲に関しては、いかに派手にみせるか考えて、何を壊そう? というところからシナリオを決めていたりするので」

―なんと! 壊すところから考えるのですね。

長井「第1話は『何が一番派手に壊れてくれるか』からの逆算だったりしますね。『とある科学の超電磁砲』の第1話は車だったよなぁ。でもロボットは倒しちゃったし、船も飛ばしてしまったので、『あとは何が残っているかな……ヘリだ!』と(笑)。 美琴の超電磁砲は、普通に撃っただけでは、ビルを倒壊させるのは難しい威力なのです。だから可能な範囲で、なるべく派手に壊れてくれて 周りに迷惑がかからないもの……と発想していきました。黒子がいないと周りに迷惑がかかりすぎるけれども、黒子がいるから大丈夫か!という(笑)。この作品だから出来ることですね」

―確かに、1話のラストも黒子のテレポートがないと困ったことになりますね。黒子が居る安心感があるからこそ、美琴が超電磁砲を思いっきりぶっ放せる!あの爽快さがたまらないです。 

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