ぶるれい!部

初心者からマニアまで注目タイトルの紹介やブルーレイのことがよく分かるBD講座

ものすごく好きな作品なのになぜか一向にBlu-ray化される気配がない作品というのが誰しも一つはあると思います。 アニメやドラマは放送が終了するとまとめてDVD化・ブルーレイ化されて販売されますが、このとき、作品によってはブルーレイ化されずDVDしか出ない場合もあり、せっかくの作品を存分に楽しめないというケースがあります。
そんな作品をみんなの力でブルーレイ化しようという試みが「あなたの力でBD化プロジェクト」です。

このBD化プロジェクトを行っているのは、Blu-ray Discフォーマット普及のため設立されたブルーレイ
  ・ディスク・アソシエーション (Blu-ray Disc Association:BDA) で、人気タイトルが選ばれた後、「"BDAのメンバーがそのタイトルの会社を訪問して、BD化お願い" してきちゃいます」というものです。
「あなたの力でBD化プロジェクト」の第一弾はアニメ編。 2009年6〜7月に受け付けた事前エントリー投票の上位15作品によって、8月3日から22日までランキング投票が行われ、記念すべき第一弾作品が決定しました。

第一弾アニメ編


アニメ編第一回のエントリー作品は「ゼーガペイン」「キスダムR-ENGAGE planet-」「ARIA」「電脳コイル」「天元突破グレンラガン」「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」「とらドラ!」「Kanon」「true tears」「CLANNAD」「シムーン」「戦場のヴァルキュリア」「涼宮ハルヒの憂鬱」「かみちゅ!」「空の境界」の15作品。

投票開始から3日目、8月6日13時の時点のデータで発表された中間発表では、「true tears」が全体の3割近い票を集めて1位を独走、「ゼーガペイン」が全体の2割でそれに続いている感じ。3位の「かみちゅ!」以下とは大きく差が開いていました。


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    • ▲中間投票結果
    • ▼最終投票結果
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  • トップ2となった「true tears」、「ゼーガペイン」ともにDVDの売り上げは特段良かったというタイトルではなかったのが面白いところです。ポイントとしては、それほどメジャーな作品ではないけど、一部のユーザーの心をつかんだ作品であるという点。地上波デジタルなどで画質が上がったのに、それより画質が悪いDVD画質でしか見られないという点。このジレンマが一部のユーザーを奮起させることになったのではないでしょうか。

    この時点では人気作品の「空の境界」「CLANNAD-クラナド-」「涼宮ハルヒの憂鬱」、映画化もされた「天元突破グレンラガン」あたりの作品が下位に沈んでいたのは、おそらく黙っていてもBD化されるであろうということで熱狂的はファンが入ってこなかったからなのかもしれません。15作品中唯一「キスダムR-ENGAGE planet-」だけはDVD化もされていませんでしたが、こちらの作品はユーザーの声を受けて数年後BD化への道を歩むことになります。

    中間結果では圧勝の予想もあった「true tears」ですが、「ゼーガペイン」との2強の競り合いが投票期間最後まで続き、最終的に19, 800ポイントを獲得した「true tears」が僅差ながら「ゼーガペイン」を押さえ、堂々の第一位を獲得、BD化へ向けての第一歩が踏み出されました。

第一位「true tears」


第1位となった「true tears」は2008年1月から3月にかけて放送されたテレビアニメ。富山県南砺市に本社があるアニメーション制作会社ピーエーワークスが制作し、作中では実際に富山に出てくる町並みが再現されています。放送当初は東名阪(東京・名古屋・大阪)だけでの放送でしたが、のちに富山でも放送が行われました。

物語の主人公は仲上眞一郎(CV:石井真)。酒蔵の一人息子で、ある日、不思議な少女・石動乃絵と出会います。美しい富山の風景のもと、微妙な恋愛関係が描き出されていきます。
「true tears」の詳しい内容については、こちら(http://www.truetears.jp/)のサイトをご覧ください。

  • 「true tears」放送当時に発売されたDVDはあまり売れ行きがよくなく、Blu-rayが発売される予定はありませんでした。しかし、「あなたの力でBD化プロジェクト」で猛烈な支持を集めた結果BD-BOX化が進展しはじめたのです。

    その後BDAとコンテンツプロバイダーとの交渉で「true tears」BD-BOX化が正式に決定しました。
    こちらが実際に使われた資料の一部になります。ただし、完全予約受注生産商品としての発売で、予約入金数が2000件以上で生産が決定するという条件付きでした。予約受付期間は11月10日〜12月16日。入金締め切りは2010年1月8日まででした。

    商品は全13話収録で2万4990円(税込)、収録時間は本編314分+映像特典62分の合計376分を予定。ディスクは3枚組、リニアPCM(ステレオ)・16:9(1080p High Definition)にて収録。封入特典は64ページのブックレットで、テレビ未放送の新作映像を含む第13話ディレクターズカット版、true tearsロケ地紹介映像、版権イラストを網羅したデジタルイラストギャラリー、DVD収録の特典映像(ミニキャラ4コマ劇場映像、こちらチューリップ放送局出張版、ノンテロップ・オープニング、ノンテロップ・エンディング、ワーニングナレーション4種、CM・PV集)が映像特典です。BOXイラストとインナージャケットはキャラクターデザインを担当した関口可奈味の描き下ろし。発売・販売元はバンダイビジュアル。
  • 第一位「true tears」

2000件を超える予約・入金が達成されたため、「true tears」BR-BOXは予定通り生産が行われ、3月下旬に予約者のもとへ発送され、好きな作品のBD化を自分たちの声でという「あなたの力でBD化プロジェクト」の願いが実現したのです。